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「どうしたの」は英語で?What's wrongとWhat's the matterの違いを徹底解説

天野 千尋 天野 千尋 • 更新: • 公開: • 読了約 23 分
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英語で「どうしたの?」と聞きたいとき、真っ先に思い浮かぶのが “What's wrong?” と考えられます。友達が落ち込んでいるとき、同僚が困っているとき、あるいは家族の様子がいつもと違うときに使える、覚えておきたい定番表現です。ただし、日本語の「どうしたの」には、心配する、理由を尋ねる、異変に気づく、相手を気遣うなど、複数の意味があります。英語では、状況によって自然な言い方が変わります。

では、“What's the matter?” や “Is there any problem?” とは何が違うのでしょうか。Weblio英会話コラムやマスターランゲージなどの英語学習記事でも紹介されている定番フレーズを軸に、2026年の日常会話やビジネスシーンで使える例文、丁寧な表現、避けたい言い回しまで整理します。要点は、直訳を覚えるだけでなく、相手にどんな印象を与えるかまで理解することです。

【基本を解説】「どうしたの」を英語で言うならWhat's wrong?が定番

どうしたの英語

「どうしたの」を英語にするとき、最初に覚えたいのが “What's wrong?” です。直訳すると「何が悪いの?」に近いものの、実際の会話では「どうしたの?」「何かあった?」「何か問題があるの?」という意味で広く使われます。

友達が泣いているときや、いつもより元気がないとき、困った表情をしているときなど、相手に何らかの異変を感じた場面に適しています。

What's wrong? の例文

  • What's wrong? You look sad.
    どうしたの?悲しそうだね。
  • Hey, what's wrong? Are you okay?
    ねえ、どうしたの?大丈夫?
  • What's wrong with your arm?
    腕、どうしたの?
  • What's wrong with the computer?
    パソコンはどうしたの?

最後の2例のように、“What's wrong with ~?” とすると、人だけでなく、体の部位や機械などの状態についても質問できます。

ただし、“What's wrong?” は、常に丁寧で柔らかな表現というわけではありません。心配そうな声で尋ねれば自然ですが、強い口調で言うと「何が問題なの?」「何がおかしいの?」と責めるように響くことがあります。

また、“What's wrong?” と “What's wrong with you?” は印象が異なります。後者は声の調子や文脈によって「あなた、いったいどうしちゃったの?」という非難の意味になりやすいため、相手を気遣う場面では注意が必要です。

【徹底比較】What's wrong?・What's the matter?・Is there any problem?の違い

「どうしたの」の英語表現を使い分けるうえで、特に押さえておきたいのが3つのフレーズです。いずれも問題や異変に関連する質問ですが、相手の状態を気遣うのか、事情を尋ねるのか、問題の有無を確認するのかによって、自然な選択が変わります。

英語表現 主な意味・ニュアンス 向いている場面 注意点
What's wrong? どうしたの?何かあった? 友人や家族の異変、困りごと 言い方によっては直接的に響く
What's the matter? どうしたの?何かあったの? 相手が悲しそうなとき、体調が悪そうなとき 深刻な問題や不調を想像させる場合がある
Is there any problem? 何か問題はありますか? 問題や支障の有無を確認するとき 状況によっては問い詰める印象になる
Is everything okay? 大丈夫ですか?何も問題ありませんか? 日常会話、職場での気遣い 具体的な問題の内容までは尋ねていない
What happened? 何があったの?何が起きたの? 出来事の経緯や原因を知りたいとき 相手の感情より、起きた事実に焦点がある

What's wrong と What's the matter の違い

“What's wrong?” と “What's the matter?” は、どちらも相手の様子がおかしいときに使えます。日常会話では意味が重なる部分も多く、片方だけが常に正しいというわけではありません。

“What's wrong?” は、何かよくないことが起きていそうだと気づき、その原因を尋ねる感覚が比較的強い表現です。一方、“What's the matter?” は「何かあったの?」と相手の事情を気遣う質問として使われます。こちらも状況次第で直接的になりますが、相手を心配して尋ねる場面によくなじみます。

  • What's wrong? You seem upset.
    どうしたの?何だか動揺しているみたいだね。
  • What's the matter? You haven't said much today.
    どうしたの?今日はあまり話さないね。

なお、“What's the matter?” は医師が患者に使うような表現に限られません。友人や家族との会話でも自然に使えます。マスターランゲージの「どうしたの」を扱った英語学習記事でも、この表現と “What's wrong?” が紹介されています。

Is there any problem の意味と使い方

“Is there any problem?” は「何か問題はありますか?」という意味です。文法的に使える表現ですが、日本語の「どうしたの?」を幅広く置き換えられるわけではありません。

たとえば、同僚が困っているように見えるときに “Is there any problem?” と聞くと、相手が直面している問題を確認するニュアンスになります。場合によっては「何か問題でもあるのですか?」と、やや詰問するように受け取られる可能性もあります。

相手を純粋に気遣いたいなら、次の表現のほうが使いやすいでしょう。

  • Is everything okay?
    大丈夫ですか?
  • Is there anything I can help you with?
    何かお手伝いできることはありますか?
  • Is something bothering you?
    何か気になっていることがありますか?

つまり、相手の異変を気遣うなら “What's wrong?” や “Is everything okay?”、問題の有無を確認したいなら “Is there any problem?” と、質問の目的から選ぶことが自然な使い分けにつながります。

【例文集】心配するとき・日常会話・カジュアルな英語の使い分け

英語で「どうしたの」と言うときは、相手がどのような状態なのかを考えると、表現を選びやすくなります。心配するとき、何が起きたのか知りたいとき、友達に軽く声をかけたいときでは、適したフレーズが異なります。

1. 相手を心配するときの英語フレーズ

相手が落ち込んでいたり、体調が悪そうだったりする場合は、気遣いが伝わる表現を選びましょう。

  • What's the matter? You look worried.
    どうしたの?心配そうな顔をしているね。
  • Are you okay? You don't look well.
    大丈夫?具合が悪そうだよ。
  • Is everything all right?
    何も問題ない?大丈夫?
  • What's bothering you?
    何か悩んでいるの?
  • Do you want to talk about it?
    よかったら話してみる?

特に “Do you want to talk about it?” は、相手に事情を話すよう強制せず、話したければ聞くという姿勢を示せる表現です。相手が落ち込んでいるとき、理由をすぐに聞き出すよりも、こうした一言を添えるほうが自然な場合があります。

2. 何が起きたのか尋ねるとき

相手が驚いた様子だったり、何かトラブルに遭遇したりした場合は、“What happened?” が便利です。

  • What happened? Are you hurt?
    何があったの?けがをしたの?
  • What happened to your phone?
    スマホ、どうしたの?
  • What happened at the meeting?
    会議で何があったの?
  • You seem surprised. What happened?
    驚いているみたいだね。何があったの?

“What happened?” は、出来事が起きたことを前提に「何があったの?」と尋ねる表現です。対して “What's wrong?” は、目の前の様子や状態に異変を感じて「どうしたの?」と尋ねる場面に向いています。

3. 友達に使うカジュアルな英語表現

親しい友達との会話なら、もっと短く、くだけた言い方も使えます。

  • What's up?
    どうしたの?/元気?
  • What's going on?
    何が起きているの?/どうなってるの?
  • You okay?
    大丈夫?
  • What's up with you?
    どうしたの?

ただし、“What's up?” は特に注意したい表現です。文脈によっては「どうしたの?」ですが、挨拶としての「元気?」「最近どう?」という意味でも非常によく使われます。

たとえば、友達に “Hey, what's up?” と声をかけるだけなら、深刻な問題を心配しているとは限りません。相手が落ち込んでいるときに気遣いを示したいのであれば、“What's wrong?” や “Are you okay?” のほうが意図を伝えやすいでしょう。

【ビジネス英語】「どうしたの」を丁寧に伝える自然な表現

職場では、相手の様子がおかしくても、いきなり “What's wrong?” と聞くことが最善とは限りません。上司や取引先、あまり親しくない同僚に対しては、状況を確認する表現や、支援を申し出る表現を使うと、より配慮のある印象になります。

Is everything okay?:相手の状況を気遣う

“Is everything okay?” は「何も問題ありませんか?」「大丈夫ですか?」という意味で、ビジネスでも日常会話でも使いやすい表現です。

  • Is everything okay? You seem a little concerned.
    何かありましたか?少し心配されているようですが。
  • Is everything all right with the project?
    プロジェクトの状況に何か問題はありますか?
  • I noticed you seemed quiet during the meeting. Is everything okay?
    会議中、あまりお話しされていないようでしたが、大丈夫ですか?

相手の個人的な事情に踏み込みすぎず、必要な場合には説明してもらえる聞き方です。

Is there anything I can help you with?:助けが必要か尋ねる

相手が仕事で困っているように見える場合は、問題の有無を聞くよりも、何か手伝えるかを尋ねる方法があります。

  • Is there anything I can help you with?
    何かお手伝いできることはありますか?
  • Is there anything you'd like to discuss?
    何かご相談になりたいことはありますか?
  • Would you mind telling me what's happened?
    何があったのか、お聞かせいただけますか?
  • Could you let me know if there's an issue?
    何か問題があれば、お知らせいただけますか?

相手の困りごとを把握したいときには、最後の2つのように事情を尋ねる表現も使えます。ただし、相手との関係や緊急性に応じて、どの程度直接的に聞くかを調整する必要があります。

Is there any problem? はビジネスで使ってもいい?

“Is there any problem?” は、問題があるかどうかを尋ねる表現として使用できます。ただし、職場で相手の様子を気遣う目的なら、必ずしも第一候補ではありません。

たとえば、取引先が会議中に黙り込んだとき、“Is there any problem?” と聞くと、相手に問題があると決めつけているように響く可能性があります。そのような場合は、“Is everything okay?” や “Do you have any concerns?” のほうが、相手の考えや懸念を尊重しながら確認できます。

一方、作業上の障害や進行上の支障を具体的に確認したい場面では、“Is there any problem with the schedule?”(スケジュールに何か問題はありますか?)のように、対象を明確にすると伝わりやすくなります。

ビジネス英語で大切なのは、単に丁寧な単語を使うことではありません。相手の状態を心配しているのか、業務上の問題を把握したいのか、支援を申し出たいのかという目的を、質問の形に反映させることです。

【間違いやすいポイント】What's wrong with you?とWhat's up?の注意点

「どうしたの」の英語表現には、単語の意味だけを覚えていると、意図しない印象を与えてしまうものがあります。とくに注意したいのが、“with you” を付けた形と、“What's up?” の使い分けです。

What's wrong with you? は相手を責めることがある

“What's wrong with you?” は、文脈や口調によって「あなた、どうしちゃったの?」「いったい何なの?」という非難のニュアンスを持ちます。友達が明らかに困っているときでも、この表現を使うと責められていると感じさせる可能性があります。

相手を心配しているなら、次のように言い換えるのがおすすめです。

  • What's wrong?
    どうしたの?
  • Are you okay?
    大丈夫?
  • Is something bothering you?
    何か気になることがあるの?

一方、“What's wrong with the printer?” のように、機械や物の状態を尋ねる場合は、通常、相手を非難する表現にはなりません。問題はフレーズそのものだけではなく、誰に対して、どんな状況で使うかにあります。

What's up? は「どうしたの?」とは限らない

“What's up?” はカジュアルな会話でよく使われますが、必ずしも相手の異変を心配する質問ではありません。会ったときの挨拶として使えば「元気?」「最近どう?」という意味になります。

一方、“What's up with you? You seem upset.” なら「どうしたの?何だか動揺しているみたいだけど」という意味になります。このように、後ろに続く言葉や会話の状況によって意味が変わります。

日本語の「どうしたの」をそのまま直訳しない

日本語では、相手が笑っていても、驚いていても、困っていても「どうしたの?」と聞けます。しかし、英語では、相手の様子に問題がありそうなのか、実際に何かが起きたのか、単に近況を尋ねたいのかによって、表現を変えるほうが自然です。

たとえば、友達が突然大笑いし始めた場合には、“What's so funny?”(何がそんなにおかしいの?)が適しています。何かを失敗して困っている様子なら “What's wrong?”、驚いた出来事があったようなら “What happened?” が候補になります。

自然な英語を身につけるには、日本語の一語に英語を一つだけ対応させるのではなく、相手の状況と自分の意図をセットで考えることが大切です。

【実践編】「どうしたの?」と聞かれたときの英語の返し方

英語で「どうしたの?」と聞く表現を覚えたら、返答もあわせて身につけておくと会話が続きやすくなります。心配してくれた相手に対して、問題がないことを伝えるのか、事情を説明するのかによって、自然な返し方は異なります。

特に問題がないとき
  • I'm fine, thanks.
    大丈夫だよ、ありがとう。
  • Nothing's wrong. I'm just tired.
    何でもないよ。ただ疲れているだけ。
  • Everything is okay.
    何も問題ないよ。
  • I'm just thinking about something.
    ちょっと考え事をしているだけ。
悩みや困りごとがあるとき
  • I've had a rough day.
    今日は大変な一日だったんだ。
  • I'm worried about work.
    仕事のことで心配しているんだ。
  • I'm having a little trouble with this task.
    この作業で少し困っているんです。
  • Thanks for asking. I could use some advice.
    気にかけてくれてありがとう。少しアドバイスが欲しいんだ。

最後の “Thanks for asking.” は「聞いてくれてありがとう」「気にかけてくれてありがとう」という意味です。相手が心配して声をかけてくれたとき、感謝を伝えてから事情を話すと、自然な会話になります。

また、すぐに事情を説明したくないときは、“I'd rather not talk about it right now.”(今はそのことについて話したくないんだ)という言い方もあります。英語でも、質問に必ず詳しく答えなければならないわけではありません。

【どうしたの英語】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:「どうしたの?」を英語で一言で言うなら何が自然ですか?
A1:相手の様子がおかしいときは “What's wrong?” が定番です。より広く「大丈夫?」と気遣いたい場合は “Are you okay?” や “Is everything okay?” も自然です。相手が驚いているなど、何かが起きたことを尋ねたい場合は “What happened?” が向いています。

Q2:What's wrong? と What's the matter? はどちらが丁寧ですか?
A2:どちらも日常会話で使える表現で、状況によって意味が重なります。“What's wrong?” は問題や異変を直接尋ねる印象があり、“What's the matter?” は相手を気遣う質問として使われます。ただし、丁寧さはフレーズだけで決まるわけではなく、口調や相手との関係にも左右されます。

Q3:ビジネスで「どうしたのですか?」と丁寧に聞くには?
A3:“Is everything okay?”(大丈夫ですか?)や “Is there anything I can help you with?”(何かお手伝いできることはありますか?)がおすすめです。具体的な業務上の問題を確認したい場合は、“Is there any problem with the schedule?” のように、対象を明確にすると自然です。

Q4:Is there any problem? は失礼な表現ですか?
A4:必ずしも失礼ではありません。ただし、状況によっては「何か問題でもあるのですか?」と詰め寄るような印象になることがあります。相手の様子を気遣うなら “Is everything okay?”、懸念を尋ねるなら “Do you have any concerns?” など、目的に応じて使い分けましょう。

Q5:「どうしたの?」と聞かれたとき、「何でもないよ」と英語で返すには?
A5:“Nothing's wrong.”(何でもないよ)や “I'm fine, thanks.”(大丈夫だよ、ありがとう)が使えます。疲れているだけなら “I'm just tired.”、考え事をしているだけなら “I'm just thinking about something.” と付け加えると、より具体的に伝えられます。

「どうしたの」を英語で表現するとき、覚えておきたいのは “What's wrong?” だけではありません。“What's the matter?”、“What happened?”、“Is there any problem?”、“Is everything okay?” など、似ているようで役割の異なる表現があります。

使い分けの基準は、次の3点です。

  • 相手の異変を尋ねる:What's wrong? / What's the matter?
  • 何が起きたのか尋ねる:What happened?
  • 相手を気遣う、問題の有無を確認する:Is everything okay? / Is there any problem?

友達や家族との会話では “What's wrong?” や “Are you okay?” が使いやすく、仕事で相手を気遣うときは “Is everything okay?” や “Is there anything I can help you with?” が候補になります。“Is there any problem?” は、相手の気持ちを尋ねるというより、具体的な問題の有無を確認したい場面に向いています。

英語の自然さは、単語の置き換えだけで決まるものではありません。相手が悲しんでいるのか、困っているのか、単に近況を尋ねたいのかを考え、それに合うフレーズを選ぶことが大切です。まずは “What's wrong?” と “Is everything okay?” の2つを使い分けるところから始め、相手や場面に合わせて表現の幅を広げていきましょう。

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天野 千尋

フードコーディネーター資格を持ち、レシピ記事はメーカー公式の推奨調理法と公的栄養データベースを照合。季節の食材は市場の入荷情報を参照します。

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